ステークホルダーや上司に"指摘"をする場合のコツ

こんにちは。こんみき先生です。

(火)のブログテーマは、「マネジメント」。

今日はリーダーシップに関する、少し高度なコツをお話しします。


今日のテーマは、

「ステークホルダー(すなわち顧客やパートナー企業)や、上司などに、

 指摘をしなければならない場合のコツ」 です。


自社の自チームメンバーや部下とは違い、腹を割って話すことの難易度が高い関係性の人たちに対し、

相手が誤りを犯したことを

しかも相手の "誤り" の度合いが、ひどければひどいほど、相手の役職や気位が高ければ高いほど、

さらに指摘すべき分野が相手の専門分野であればあるほど、

被害を受けたはずのこちらが、相手に指摘をしにくくなります。。


ご参考までに、自分がリーダーをしているチームメンバーや、部下が相手にして気をするなら、

俗によく言う「PNP話法」を使うとよいといわれています。


先に褒めて(Positive)から → 指摘点を伝え(Negative) → 締めにもう一度なにかを褒める(Positive)

これなら、少し自分ががんばって、何度かこれをエクササイズすれば、なんとか大丈夫でしょう。


ちなみに、よく「褒めてから叱る」と言いますが、先に褒めるのは、

いきなり叱ると部下が委縮してしまい、必要な指摘が心に入っていかないため、

先に褒めるなどのポジティブな話題により、相手が話を受け入れられる状態にする、

という効果があるといわれています。


ただ、私はこれだけだとどうも不穏な空気が漂って会話が終わりそうになるため、

いつも最後にまとめの言葉として、なにかポジティブな言葉(褒める以外には、勇気づけや期待の気持ち)

を伝えて締めています。



ところがこの指摘する相手が、取引先や上司となると、褒めるわけにも勇気づけるわけにもいきませんw

とにかく、部下や発注先から指摘をされることに対し、

特に年齢が高い人は、"恥" と感じてしまうわけで、それを認めたくないはずです。


「本当だね、申し訳ない、私の間違いだ。さすがxxさん、指摘してくれてありがとう。」


と、お手本のような返事が即座にできる昭和生まれの先生や上司は、世の中にどれくらいいるでしょうか。。


そこにもう一つ、私から指摘をすることの難易度を高める理由が加わります。。

恐れずに言いますが、それは私が、女だからです。


やはり、世の男性陣の中には、女性から指摘をされることにプライドが許さない人もまだ多くいらっしゃるようです。。

(あくまで私の主観)


しかも私は、女の子らしく、「あのォ~、これって違ってませんかァ。。?(*^-^*)ニコ」

なーんてのが通用する年でもなくなってしまいましたwww


このようなケースでよく耳にするのは、

     「女は正論で理攻めしてくる」

という男性陣の嘆き。。

男性部下にそう言われて困っている、女性上司の方々から相談されることもあります。


正しいことの指摘で固められると、言われた方は、ぐうの音も出なくなってしまい、

委縮したり、今後ミスを起こしても報連相してこなくなったり、

とにかく関係性がわるくなってしまうことが多いでしょう。


そこで、男女にかかわらずですが、大事なポイントは、


     「相手に逃げる余地を作ってあげること」


指摘をした後、その指摘内容に対してズバリ謝ることができない相手の気持ちを慮り、

それに対して謝らなくてもいいようにしてあげるのです。


例えば、指摘を伝えた直後に、「考えてみたら、きっとここがわかりづらかったですよね。。」

など、相手に寄り添った言葉を添えて、

「ごめんなさい」を言わなくてもいい、

代わりの返事をすればいい言葉を添えてみてはどうでしょうか。。?


上記の例だと、おそらく、

「そうですね、これがわかりづらかったです。わからなかった時に聞けばよかったですね」

などの返事が返ってきそうです。


これなら相手は、なんとなく謝罪の論点はずれたけど、全く謝っていないわけではなく、

小さなことに対してなので反省の言葉を言えた、という心理状態です。


代わりに、「言い訳を言える余地」を作ってあげてもいいと思います。


※ この時決して言ってはいけない指摘が、「なぜ間違えたのですか?」ですね。



ですが、その前に!

時系列は逆になりますが、

最初に相手の大きなミスを見つけてしまい、


     「自分が被った被害を考えて沸々と湧き上がる自分の怒りに、どう対峙するか?!」

これがとにかく大変です。。


     『まずは自分の大きなストレスと戦って、自分でマインドを整理』 し、

     『起こってしまったことは、しかたがない!』

      と、事実を受け入れること


いやぁ、これが本当に大変!!!

自分の "心のゆとり" と "器" が大きくないと、むり!!!www


心は、このような事態が頻繁に発生すると、だんだんゆとりがなくなってしまうので、

器を大きくするしかないように思います。。

理想は、スポーツでもよく言われる、


     「頭はクールに、心は熱く」。。。



というわけで、今日はその対策として "マインドフルネス" でもしよう。。。

と思った、こんみき先生でした。


(これらはすべて、残念ながら同様のケースをいやというほど経験してしまった、こんみき先生オリジナルの理論ですwww)


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注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。


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