自分のスキル・経験のポートフォリオ管理

こんにちは。こんみき先生です。

最近、新分野の案件のお話を頂き、準備のために今さらですが ITIL を勉強し始めました。

その中に、「サービスポートフォリオ管理」というものがあります。


少しご説明すると、ITIL で言うところのサービスポートフォリオ管理とは、

ITサービスプロバイダが、複数の ITサービスを事業として保有していることを前提に、

どの ITサービスに力を入れて売り、投資するか? というバランスを考えることです。

具体的には、自社の強み / 弱みや、顧客に提供できる価値の大小に応じて、

そのサービスを提供するために必要な有形 / 無形資産への投資バランスを取る必要があります。


…とここまで読んで、概念的思考 / アナロジー思考(※)を用いると、何か気付きませんか?

(※ 概念的思考 / アナロジー思考 … ある事柄を基に、共通点のある他の事柄を類推したり、連想的に他の概念を見出したりすることで、新たなアイディアや理論を見出すこと)


本日(月)のブログテーマは、「生き方・キャリア」ですよ。。






はい、そうですね、キャリア形成のために、今自身が持っているスキルや経験に対しても同様に、バランスをとる必要があるということです。


複数のスキルや経験を得て、保持するためのコスト・時間・労力への投資バランスを考える必要がある時代なのです。


いわゆる宮大工の方々のように、何か1つ手に職があるだけで、"本当に" 一生食っていけるなら別ですが、

最近は伝統工芸士の方々でさえ、技術やデザイン力があり、素敵な工芸品を作れたとしても売れない。。ということが増えていますよね。

そこで、営業力、情報収集力、人脈作りなどにより、起業や仲介者などとコラボして、

伝統工芸品の商品化・普及・販売に力を入れなければ、伝統そのものが消えゆくことになりかねないわけです。

そのようなタイアップによる成功事例も多く見かけます。


私の場合、講師として自分のスキルや経験をそのまま売っているのでw、既存のスキルもアップグレードしていく必要があるし、

時代やニーズに合わせてどんどん新たな分野をテリトリーに入れていかなければなりません。

長期的なキャリア計画は立てていませんでしたが、その会社や、異動できない配属先で「やりきった!」

と思ったら、次の目標を考えて転職を繰り返したのが、今の私の姿です。


本当はもっと長期計画で進めていれば… と反省点は、多々ありますが、昔では今のこの時代の状況を想像できなかったわけで、

変化に対応しながら進んでいく必要があることは、リンダグラットンの「ライフシフト」にも書かれていますよね。


起業してからは、自身のスキルも企業の経営戦略同様、短期 / 中期 / 長期で花が開くと予想する分野をテリトリーに入れるように心がけています。

それにしても、ビジネスアナリシスはなかなか花が開かなかったw

2010年に着手し始め、2015-2016年にIIBA日本支部で理事をし、10年経った今でやっと DX の普及により、

ビジネスアナリスト = 変革を起こすときのイノベーションリーダーです、と説明しつつ、ニーズが高まってきたところかと思います。


異動で別の業務や職種に就くことになると、拒否反応を示す方もいますが、

日頃から "準備" をした上で、ご自身の次のステップへの準備に必要なスキルや経験のために必要な異動は、自分から希望を出しておく必要がありますよね。

そうすれば、内示が出た時点で、「新たな分野にチャレンジできる! ラッキーだ!」 と捉えられるはずです。


その "準備" についてですが、


     「 "キャリアの棚卸し" をした上で、"今後のキャリア形成について計画"」


をしておくことです。


キャリアコンサルタントは、キャリアのお悩みをお持ちのクライエントに、

ご自身のキャリアの棚卸しをお薦めすることがあります。


ぜひみなさんも次の週末にでも、やってみてはいかがですか?


#概念的思考

#アナロジー思考

#ビジネスアナリシス

#ビジネスアナリスト

#キャリアの棚卸


注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。


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