リモートワークがうまくいくかはマネージャしだい
こんにちは。こんみき先生です。
(火)のブログテーマは、「マネジメント」。
今週は、システム開発Prj. の PM 向けにケーススタディの研修を実施しています。
顧客企業様側で、研修前アンケートを取られている場合は、いつも事前に私の方で集計し、
どのあたりのテーマを特に学びたいと思っているかを基に、毎回微調整して講義しています。
また、そのアンケートで質問や、現場において解決したい課題などが記載されているので、
それも適宜、講義中に解答となるような内容を盛り込み、
盛り込みきれなかった質問・課題は、研修時間枠内の最後に、クラス全体にすべて解答を共有して説明しています。
そこが、オープンコースでなく、1企業様向けのカスタム研修のメリットだと思うのです。
ただ、それを丁寧にすると、研修後アンケートで、
「質問にすべて解答してくれる講師は初めてだった。」とご記載頂くことが多いですね。
たしかに、講師は時間と手間がかなりかかりますが、それに解答しないと、受講者はアンケートを書いた価値がなくなるので、私は必要不可欠と思っています。
さて最近、その研修前アンケートに課題のご相談として、
「リモートワークになり、顧客やチームメンバーとの意思疎通が難しくなった。」
と書かれることが増えました。
ハーバードビジネスレビュー2020/11月号は、「ワーク・フロム・ホームの生産性」と題して様々な角度からリモートワークに対する特集が掲載されています。
https://www.diamond.co.jp/magazine/059691120.html
ごく一部のみ、ご参考までに紹介すると、
米国 Microsoft社(以下、MS)の事例は、一般的な日本企業でも同様と感じることが多かったですね。
まず PMは、PMBOK に書いてあるように自身の業務時間の 90%以上をコミュニケーションに費やすべきなわけです。
それが従来、廊下やジュースの自販機前の雑談で、チーム内の雰囲気や本人のモチベなどを汲み取っていたことすら、皆無になったわけです。
結果、MS のリモートワークでは、週の Mtg.時間が 10%UPしたそうです。
「UPした」と言うより、マネージャが計画的に増やしたという方が正しいでしょう。
ただ、1回の Mtg. を短時間にし、回数を増やすべきだと私は思っていました。
リモートの方が Mtg.が疲れるし、仕事の課題などを話しやすくさせるためにも、特に1人暮らしの人に会話でリフレッシュさせるためにも、その方が良いと思うのです。
MSの統計でもそのとおり、30分以下の Mtg. は従来より22%UP、1時間以上は11%DOWNしたそうです。
特に最初は、リモートワークにおける課題や悩みなどを聞くため、1 on 1 を増やしたとのこと。
結局、メンバーの時間確保等を優先し、コロナ禍のマイナス面から彼らを守る緩衝材になっているマネージャの業務時間は増加した。
でも、PM がこれをするかしないかで、Prj. の成功率はかなり変わるでしょうし、
ラインマネージャなら、部下の鬱病発症率や、離職率は大きく変わると私は思うのです。
より具体的な対処法については、書ききれなくなったので来週のブログに回したいと思います。
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注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。
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