アサーション / アサーティブ

こんにちは。こんみき先生です。

(水)のブログテーマは、「最近気になるIT・ビジネスワード」。

今日の最近気になるワードは、


     「アサーション」です。


ぜんぜん新しい用語ではないのですが、ご存じなかったり、知っているけど実践するのは難しい、

という方も多いと思ったので、ピックアップしました。


私は講師として、企業の新人研修や、管理職研修に取り入れたりしています。


アサーションについて、私の言葉で解説しておきますね。


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   「アサーション」 とは、人とコミュニケーションする中で、

   自分の意志や気持ちを臆することなく相手に伝える。

   ただし、相手に配慮して言葉を選んだり、

   相手に自分の気持ちが伝わりやすいように考えて伝えることです。

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例えば、相手が上司、顧客、親など、立場的に意志や意見を言いにくい相手だからと、

自分の意見を述べない、指摘すべき点があってもしない、または自分の気持ちを押しころしてしまっては、もったいない。

自分の意志や意見が正しく、相手や周囲のためになることもありますからね。


かと言って、感情のままに言葉をぶつけて、相手を傷つけたり委縮させるのはよくない。

また、たとえせっかくの良い意見でも、感情的になってしまうと相手に正しく伝わりにくい。


     「アサーティブに伝える」


ということをお互いが心がければ、周囲の第三者も含め、みんなが気持ちよく仕事や生活ができるわけです。


ただ、アサーションという言葉を知っていて、自分はできるだけアサーティブに対応しているつもりだと、

"べき論" も発生してしまいます。。

「自分がアサーティブに言葉を選んでいるんだから、相手もアサーティブにしてくるべき!」

でも残念ながら、相手が必ずしもアサーティブではないこともあります。


新人研修の場合は、クラス全員が "アサーション" という言葉を知っているので、

言葉の選び方が間違っている発言があった場合は、周囲の第三者の中に、

「xxさん、もっとアサーティブにね」と言ってあげる人がいて、本人はその時点でハッとして、

「ごめんなさい」となります。

でも、日常的には残念ながら "アサーション" という言葉を知っている人は少ないので、

このようなシーンは生まれないですよね。。


自分もアサーションができていないこともあるし、

見返りを考えずアサーティブに接しようと心がけ続けるしかないなぁ。。


"アサーション" は、もう道徳の分野に入れてもいいのではないか? w

と思う今日この頃です。www



ちなみに。

集合研修で講師をしていると、ご受講者から研修後のアンケートに、

「教室が暑かった / 寒かった」と書かれることがあります。。w

まさにアサーティブではなくもったいない事例ですね。。www


もちろん、研修運営事務局、または講師からは、研修開始冒頭に、

「暑い / 寒いなどがあれば、事務局に申し出てください。」など、必ず毎回ご説明していますが、

それでもどの教育企業でも何十年も続く、非常に頻繁に発生する、

日常的な "講師あるある" ですw


たまに私は、初日のうちに、

「…とアンケートに書かれることもあるのですがw、研修後に室温を下げても意味がないのでw」と笑いに変えることもあります。


すると今度は、

「暑かったが、その時に事務局担当者がいなくて伝えられなかった。」とアンケートに。。w

「事務局が不在の場合は、連絡先内線番号はここに貼ってあります。」としていますが、

あまり変わりませんw


暑いことを解消したいなら、その意思を伝えて講師に室温変更をしてもらう。

どうしても奥ゆかしい性格で、言えないから最後までがまんする。


みなさんならどちらを選びますか。。?



#アサーション

#アサーティブ

#べき論


注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。