仲間とネゴと

こんにちは。こんみき先生です。

(金)のブログテーマは、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。

先週まで数週間に渡り、「カモメになったペンギン」のコッターさんの

イノベーションの8ステップに入る前に必要なことについてお話してきました。


□ 5回目 2020/10/02(金) 「"気付く" スキルを高めるには?」

https://findmydream.amebaownd.com/posts/10547818?categoryIds=3452101


□ 4回目 2020/09/25(金) 「危機意識を高める」←自分の危機意識を高めること

https://findmydream.amebaownd.com/posts/10426133?categoryIds=3452101


では今日から、いよいよ本題に入りましょう。



最初の《 準備を整える 》のブロックには、2つのステップがあります。

「1. 周囲の人々の危機意識を高める」 

「2. 変革推進チームを作る」

この2つには、共通点があるのですが、わかりますでしょうか。。。?




答えは、


     "周囲の人々にはたらきかける"


これが、すごーく難しい。。

難しい理由は、「他者の価値観を変えるのは難しい」から。


一般的に、変革に反対する人々のことを "抵抗勢力" と呼びますが、変革を推進する側からすると "敵" です。

周囲の人々が敵になるか? 味方になるか?


これは、変革を推進する側、特にその


     "リーダーからのネゴシエーション"


によって左右されます。


私がこれまで成功を遂げてきた変革プロジェクトは、ネゴの鬼というほど、

事前のステークホルダーに対するネゴに大量な時間と労力を使いました。

これをしていないと、多大な抵抗をされて変革の推進をストップされることもあります。


「なぜ変革をする必要があるのか?」

「変革しなければ、今後我々はどうなってしまうのか?」


一番大事なのはこれを "事前に" 話して、理解してもらえるようにすることです。



ただし!

それでも反対意見の人々は、必ずいます。

反対意見の方が過半数ということもあります。


この時、イノベーションのリーダーとして大事なのは、それでも変革を進めること!

同じ価値観で、共感してくれる人、最初は数名だけでもいいので、その人たちと推し進めるのです。


ステークホルダーへのネゴ = 周知活動は続けつつ、変革活動も続けると、

いつの間にか、「なんか良いことかも?」と賛同者が少しずつ増えていきます。



ただし!!

ネゴを事前にせずに推進しなければならないことも、稀にあります。


先日、北國銀行の杖村頭取の講演を聴く機会がありました。

杖村さんは、組織変革のために、総務部や人事部をなくしたり、荒療治が必要だったそうで、

「そんなこと事前に、総務や人事の担当役員に言えない。

 だから、いきなり決める。後で説明するしかない」

とおっしゃっていました。

トップダウンで推進する場合には、このようなことも必要になりますね。


今まさに、菅内閣では、「脱ハンコ」という超大規模な変革に向かおうとしています。

押印を以てして本人確認とするという文化の脱却です。

「ハンコがないと色々な仕事がスムーズにいくから早くなくしてほしい」

「うちはハンコを作っている / 売っている会社なのに、それは困るよ」

「長年ハンコを押し続けてきたんだから、なんか押さないと不安だ」

色々な意見の国民 = ステークホルダーがいます。

賛否は書きませんがいずれにしても、これからの動向に目が離せなくなりましたね。



今週もこんみき先生のブログを読んでくださってありがとうございました!

また来週♪


#イノベーション

#DX

#ネゴシエーション

#ネゴ

#脱ハンコ


注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。


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