アサーション / アサーティブ
こんにちは。こんみき先生です。
(水)のブログテーマは、「最近気になるIT・ビジネスワード」。
今日の最近気になるワードは、
「アサーション」です。
ぜんぜん新しい用語ではないのですが、ご存じなかったり、知っているけど実践するのは難しい、
という方も多いと思ったので、ピックアップしました。
私は講師として、企業の新人研修や、管理職研修に取り入れたりしています。
アサーションについて、私の言葉で解説しておきますね。
***********
「アサーション」 とは、人とコミュニケーションする中で、
自分の意志や気持ちを臆することなく相手に伝える。
ただし、相手に配慮して言葉を選んだり、
相手に自分の気持ちが伝わりやすいように考えて伝えることです。
***********
例えば、相手が上司、顧客、親など、立場的に意志や意見を言いにくい相手だからと、
自分の意見を述べない、指摘すべき点があってもしない、または自分の気持ちを押しころしてしまっては、もったいない。
自分の意志や意見が正しく、相手や周囲のためになることもありますからね。
かと言って、感情のままに言葉をぶつけて、相手を傷つけたり委縮させるのはよくない。
また、たとえせっかくの良い意見でも、感情的になってしまうと相手に正しく伝わりにくい。
「アサーティブに伝える」
ということをお互いが心がければ、周囲の第三者も含め、みんなが気持ちよく仕事や生活ができるわけです。
ただ、アサーションという言葉を知っていて、自分はできるだけアサーティブに対応しているつもりだと、
"べき論" も発生してしまいます。。
「自分がアサーティブに言葉を選んでいるんだから、相手もアサーティブにしてくるべき!」
でも残念ながら、相手が必ずしもアサーティブではないこともあります。
新人研修の場合は、クラス全員が "アサーション" という言葉を知っているので、
言葉の選び方が間違っている発言があった場合は、周囲の第三者の中に、
「xxさん、もっとアサーティブにね」と言ってあげる人がいて、本人はその時点でハッとして、
「ごめんなさい」となります。
でも、日常的には残念ながら "アサーション" という言葉を知っている人は少ないので、
このようなシーンは生まれないですよね。。
自分もアサーションができていないこともあるし、
見返りを考えずアサーティブに接しようと心がけ続けるしかないなぁ。。
"アサーション" は、もう道徳の分野に入れてもいいのではないか? w
と思う今日この頃です。www
ちなみに。
集合研修で講師をしていると、ご受講者から研修後のアンケートに、
「教室が暑かった / 寒かった」と書かれることがあります。。w
まさにアサーティブではなくもったいない事例ですね。。www
もちろん、研修運営事務局、または講師からは、研修開始冒頭に、
「暑い / 寒いなどがあれば、事務局に申し出てください。」など、必ず毎回ご説明していますが、
それでもどの教育企業でも何十年も続く、非常に頻繁に発生する、
日常的な "講師あるある" ですw
たまに私は、初日のうちに、
「…とアンケートに書かれることもあるのですがw、研修後に室温を下げても意味がないのでw」と笑いに変えることもあります。
すると今度は、
「暑かったが、その時に事務局担当者がいなくて伝えられなかった。」とアンケートに。。w
「事務局が不在の場合は、連絡先内線番号はここに貼ってあります。」としていますが、
あまり変わりませんw
暑いことを解消したいなら、その意思を伝えて講師に室温変更をしてもらう。
どうしても奥ゆかしい性格で、言えないから最後までがまんする。
みなさんならどちらを選びますか。。?
#アサーション
#アサーティブ
#べき論
注)本ブログの「思う」「感じる」「考える」などと筆者が記載している内容は、主に筆者の個人的な見解です。
0コメント